カテゴリー紹介
ダンスドリルとは、繰り返し練習し統率されたダンスの総称であり、その中にいくつかのカテゴリーのダンスが含まれます。現在ではダンスのカテゴリーを下記の14カテゴリーに分類しています。
各カテゴリーの詳細な規定はルールブックをご参照下さい。
JAZZ
JAZZ特有の様々なダンススタイルをドリルチームらしく見せることができるか、またバレエのベーシックができているかが要求されます。
リリカル
スローな楽曲にあわせた身体の動きの美しさが評価されるカテゴリーです。
クラシックバレエ・モダンダンスのテクニックと、なによりリリカル(叙情的)であることが求められるため、ダンスレベルの習熟度のみならず、その表現力の豊かさが必要とされます。
HIP HOP
HIP HOP特有のさまざまなダンススタイルをドリルチームらしく見せることが要求されるカテゴリーです。
ストリートダンスの格好よさにドリルチームの洗練さが合わさった、ドリルチームならではのHIP HOPダンスです。
POM
各自がカラフルなポンポンを持ち、ポンポンをプロップとして生かした視覚的効果とダンスを融合した演技が評価されるカテゴリーです。
ポンポンの一致した動きとスムーズなフォーメーションの変化が必要とされます。
ソングリーダー
ストレートアームモーションを中心とした構成で、アームモーションのバリエーションや正確なアームポジションが要求されます。
CHEER
チア的要素(スタンツ、コール、タンブリング、ボードの使用など)とダンスとが融合した構成・演出が求められます。
ノヴェルティ
観客に分かりやすいキャラクターに扮し、ダンスを用いて物語を表現していくカテゴリーです。
ユーモラスなキャラクターやユニークな描写を、衣装・メークアップなどで、観客の目を楽しませる演出をしながら演技を行います。
プロップ
1つ以上のプロップ(小道具)を使用し、そのプロップを主役とした演出とダンスを融合したカテゴリーです。
何をプロップとして用いるか、プロップをどう扱うか、アイデアが必要とされ、プロップの操作がスムーズであることも大きなポイントです。
ショードリル
ストーリー性がありテーマが分かりやすく、観客を楽しませるために考えられたフロアーショーを演出します。
ダンスドリルのその他のカテゴリーの要素を織り交ぜることもできるカテゴリーです。総合的なエンターテイメント性が必要とされます。
ミリタリー
ドリルチームの基本動作(ライトフェイス・レフトフェイスなど)をモチーフにして軍隊のような(ミリタリー調の)統一のとれたマーチングとシャープで精密な動きを取り入れた演技を行うカテゴリー。
次々と変化を見せていく隊列、腕やフットワークなどのきびきびと一致した動きが必要とされます。
トールフラッグ
トールフラッグを使用し、フラッグの視覚的効果とトワリング技術、ダンスを融合した演技を行うカテゴリーです。
トールフラッグの操作とダイナミックさ、ダンスムーブメントの調和が必要とされます。
ショートフラッグ
1本または2本のショートフラッグを使用し、フラッグの視覚的効果とトワリング技術、ダンスを融合した演技を行うカテゴリーです。
トールフラッグとは違った、ショートフラッグならではの軽快な動きが必要とされます。
メジャーレット
日本では「バトントワリング」と呼ばれ、いわゆる「ドリル競技」の中では最も一般化したカテゴリーです。
1本または2本のレギュラーバトンを使用して、そのトワリング技術とダンスを融合したドリルチームらしい演技が必要とされます。
ミスダンスドリルチーム / Ms. SOLO / Mr. SOLO
この部門では、ダンサーとしての資質、人格、品位を具え、リーダーとしての自覚が演技に現れているか、観衆をどこまで魅了することができるかということが要求されます。
クラシックバレエ・モダンダンスがベースになっている事が望ましいが、他のダンススタイルでも可。
フロア全体を使い、連続性、オリジナリティのある構成・演出が要求されます。